大切なペットさんが亡くなったら…
ずっと一緒に過ごしてきた大切なペットさんが亡くなってしまうのはとてもつらいことです。お別れはすぐには受け入れがたく何も手につかなくなってしまう方もいらっしゃるでしょう。
もしもの時が来た場合、慌てず対応できるよう飼い主さんができることからやらなければならないことをご紹介します。
ご遺体を正しく安置しましょう。
犬や猫だけに限らず、動物は死後2~3時間くらいから身体の硬直が始まります。棺などに納まらなくなってしまう可能性があるので、前足・後足を胸の方に優しく折り曲げてあげて下さい。目が開いたままになってしまうこともあります。そっと手をかざしてゆっくりと閉じてあげましょう。
硬直が終わると身体が緩んでくるため、体液が漏れ出てくるときがあります。ペットシートやタオルを敷いて寝かせてあげると良いでしょう。口や肛門の周りを拭いたり毛並みを整えたりお手入れをして綺麗にしてあげてください。ご遺体は腐敗を防ぐために保冷剤やドライアイスなどで冷やしてあげてください。
詳しくは7月16日投稿の【お寝かせの仕方】をご覧ください。
火葬や葬儀の依頼をしましょう。
火葬の依頼は、ペット霊園、葬儀社などホームページから電話や問い合わせフォームから依頼し、自治体に依頼する場合行政のホームページからご確認ください。しかし自治体に依頼する場合、一般廃棄物という扱いになってしまいますので、最後までしっかりと見送りお別れしたいという方は専門の業者に依頼されることをおすすめします。ノアの杜は移動火葬車でご自宅や思い出の場所でご火葬から収骨まで行っていただけます。最後のお別れで後悔しないためにも信頼できるところに依頼するようにしましょう。
死亡届を提出しましょう
猫やうさぎ、ハムスター、インコなどの他の動物は死亡届の提出は必要ありませんが、犬が亡くなった場合に限って狂犬病予防法により亡くなってから30日以内に死亡届を市区町村役場に提出することが義務付けられています。その際、鑑札と狂犬病予防注射済票を提出しなければなりません。鑑札や注射済票をなくした場合は再発行が必要になります。
死亡届の提出を怠ると生きているとみなされるので狂犬病予防接種の案内が毎年届き、知らず知らずのうちに法律違反となり20万以下の罰金が課せられる場合があります。忘れてしまっている方や知らなかった方もいらっしゃると思います。必ず提出するようにしましょう。
ペットさんが亡くなった悲しみの中様々な手続きや準備など大変ですが、最後まで飼い主としてできることをしてあげましょう。突然のお別れの場合も焦らずに対応できるよう事前に亡くなった時のことをご家族様で決めておくとスムーズにお別れを進められます。
ノアの杜では事前相談を行っています。来ていただいた方にはエンディングシートをお渡ししていますのでぜひそちらも活用していただければと思います。