【お寝かせの仕方】ペットさんにもしもの時が来たら

大切なペットさんがお亡くなりになり、心よりお悔やみ申し上げます。悲しみの中、どうしたらいいのか分からなくなってしまう方がほとんどです。今までの感謝の気持ちを込めて、安らかに天国に旅立てるよう、準備してあげましょう。

臨終後、安らかな姿勢で安置してあげて下さい

犬や猫の死後硬直は、予想より早く手足から腹部、頭部といった 順序で広がっていきます。
遺体を放置しておくと、前・後肢が つっぱったまま硬直してしまい、棺に納まらなくなる場合があります。 ペットが亡くなられたら、目・口を閉じ、優しく前・後肢を曲げてあげて下さい。
また、首輪は外しておきましょう。

①腐敗を防ぐために…
室温の高いお部屋や、日中の屋外など特に夏場では腐敗が早く進むので、クーラーなどを効かせたお部屋が良いでしょう。また、お腹周辺に保冷剤を多めに入れていただくと良いでしょう。そして、バスタオルやタオルケットなどで優しく体を包んであげてください。ダンボールにお入れ頂くと保冷効果が高まります。また、保冷剤が溶けてきたら定期的に交換してあげましょう。

② 安らかな姿勢で安置してあげましょう
早い段階で両足を曲げ自然体にしてあげてください。死後硬直による不自然な姿勢（つっぱり）を防止します。

③ お体を清めてあげましょう
毛並みを整え、お湯を湿らせた布等で体を優しく拭いてあげましょう。遺体から体液が出てきてしまうことがありますので口や鼻、お尻周辺に脱脂綿やガーゼ等を当てられると良いでしょう。またビニール製のシートや新聞紙等を下に敷いておくことをお薦めします。

最期の時を過ごす

ペットさんのご遺体を安置ができましたら、生前愛用していた器に好きな食べ物とお水を入れて、ご遺体の側にお供えしてあげましょう。首輪や愛用していた玩具などがあれば、一緒に入れてあげると良いでしょう。また、ペットさんの写真やお花を供え、お線香を焚いてあげるのも良いとされています。ペットさんと飼い主様が一緒に過ごせる最後の時間となります。たっぷりと愛情を注いであげて下さい。

※ご火葬の際には、段ボールと保冷剤、バスタオル等は外させていただきます。お花やご飯は入れていただけます。